なぜ多くの人が自転車トライアルをやめてしまうのか?【内側向け記事】

その他

  • 「安い自転車買う人はすぐやめてしまう」
  • 「楽しくなる前にやめちゃう奴はなにやらせてもダメ」
  • 「自転車トライアル(BTR)はハードルが高いから仕方ない」

どれも一理あると思います。
でも、すべて本質ではありません。
根拠はこうです。

スポーツは始めた瞬間から、楽しいもの

  • サッカー
  • バスケ
  • テニス
  • 卓球etc…

あなたがまだ小さい頃、ボール遊びをしたことを思い出してください。
ボールを手にした瞬間から、楽しくなかったですか?
なぜ、BTRだけが、

「うまくならないと楽しくない」

のでしょうか。
その理由と、もっと多くの人が楽しめるBTRの遊び場つくりをご提案。

  1. 自転車トライアルの入り口は高すぎる
  2. 初心者を増やさないと、遊びやすくならない
  3. 自転車トライアルの入り口を下げる具体的な方法
  4. なぜ多くの人が自転車トライアルをやめてしまうのか?まとめ

自転車トライアルの入り口は高すぎる

入り口が高すぎます。
「狭い」というより「高い」です。

その原因を解説します。

スタンディングは苦行

「スタンディングが入り口です!」

苦行ですか??
ペダルを漕ぐところから始めましょうよ。
8の字でも縁石でも、とにかくもっとかんたんなことから始めるべきです。

できることから、始めましょう

できないことをやらせたら、楽しくなる前に挫折します。

まずは楽しさを知ってもらうのが、入り口です。

人気動画のほとんどがスゴ技

「BTRのある、ちょっとおしゃれな生活」のようなコンテンツが欲しいところです。

多くの人と同じく、私もスゴ技を見てBTRを始めました。
実はこれがあまり良くないんです。
憧れから入るとやはり、

憧れの技を自分もやりたい!!

これが目的になってきます。
「自転車買ったら自分にもできるかな?」って期待をするんです。
期待通りの結果にならなかったら…お分かりですよね。

いいんですよ、憧れから始めても。

「挫折したあとも楽しく続けられる環境」があればOKです。

安い自転車は悪ではない

たしかに、高い自転車のほうが上達が速いです。

  • ブレーキがよく効く
  • ダニエルがかんたん
  • 壊れにくい

「技を習得する」を入り口にしたら、高い自転車は正義です。
でも、ハードルを下げてあげる方向で考えるのもアリですよね。

BTRの楽しさを知ってもらうことが目的

難しい技から始める必要はないんです。

  • ちいさな岩
  • 平地で8の字
  • フロントホッピング

ちいさなことでも、はじめて出来たらうれしいものです。
それくらいが、初心者に優しいです。

※強度・制動不足の自転車は別問題です!

>>>関連記事【10万円以下】トライアルを始める人におすすめの自転車5選

MTBからの流入が少なすぎる

MTBをそこそこやっている人なら、BTRの存在は知っています。
なぜMTBからBTRを始める人は、あまり居ないのでしょうか?

上級者しか居ないからです。

  • 「技ができないから」
  • 「すごすぎてついていけない」

技ができなくても楽しめる環境でなければ、初心者は離れていってしまいます。
その結果、

あんな異世界、僕には無理かな…

MTB乗りが、参加しづらい雰囲気になっています。
彼らからすれば、青クラスのお子さんでも上級者に見えています。

彼らも、BTRに興味があるはずです。
しかも彼らは、「自転車を買う」というハードルをひとつクリアしています。
せっかく興味をもっているのに、もったいなくないですか?

初心者を増やさないと、遊びやすくならない

ピラミッド理論はご存知ですか?
いろいろなものがありますが、

  • 興味がある人
  • 初心者
  • 中級者
  • 上級者

これをピラミッド理論の図にするとこうなります。

ゆる~い層が一番大きい。
ガチ勢になるほど小さくなっていく。
このバランスが保てていると、ピラミッド自体が大きくなっていきます。

BTRを楽しむ人が増えて、全国どこでも遊べたら楽しくないですか?

BTRは、こうなっちゃってます。

  • ペダルを漕いだらとりあえず満足感のある、ロードやMTB
  • ボールを投げてるだけでちょっと楽しい、キャッチボール
  • ボールを投げたらたまに入ってうれしい、バスケ

メジャースポーツって、入り口がすっごく低いんです。

BTRも楽しくなれるハードルを、もっと下げていきましょう。

自転車トライアルの入り口を下げる具体的な方法

初心者が遊びやすいようにするための、具体的な方法を考えました。
いずれもメジャースポーツや、最近メジャーになりつつあるスポーツを参考にしています。

大会やイベントも、間違いなく参加者が増えやすくなると思います!
ここまで読んでいただいたあなたも、ぜひ真似してみてください。

主催者向け:MTBからの流入を狙うのが近道かも

  • MTBでトライアル体験イベント
  • MTBのイベントの一部を使わせてもらう
  • MTBクラスを前面に押し出した告知をする

すでに取り組んでいる主催者もいらっしゃいます。
BTRに比べて、MTBの人口ははるかに多いです。

  • 「MTBメインだけどBTRもたまにはやっていこう!」
  • 「BTR面白い!しばらくこっちメインでやってみようかな」

こんなふうに人が増えたら、うれしくないですか?
大会を増やせるかもしれません。
すべてはあなた次第です。

BTRで楽しくなってもらう

それが目的ですからね。

  • 「白クラス」よりも「MTBクラス」と書く
  • 自転車に乗る時間より、BBQや自由時間を長くとる
  • ウイリーやジャックナイフすら使わないかんたんなセクション

こんな感じだとより、参加しやすいですね。

>>>関連記事:【最新版】まだ間に合う!11月の自転車トライアルの大会

発信者向け:BTRのある日常を発信する

こちらはBMXでサイクリングする動画。
ハデなトリックはひとつもないのに、この再生数。
これはどういうことかと言うと、

外向きの発信ができている

ということです。
もう少し詳しく説明すると、

  • ハデなトリックは怖いけど、BMXっておしゃれ!
  • 街中を走るだけでBMXって楽しそう!
  • 自分にもできそうだし、街乗りだけでも楽しいからBMX買っちゃえ!

こう思わせる発信ができているってことです。
興味がある層はいちばん多いので、再生数も稼げます。

HowToやスゴ技映像も、需要はあるんですよ。
ただ、ほとんどは「内向きの発信」。
つまり、

すでにBTRを楽しんでいる人むけの発信

になっている。

とりあえず「BTRを知ってもらうこと」から始めませんか?
そこまで上手じゃなくても絵になりますし、チャンスありますよ。

かんたんなことを達成させる:先輩ライダー向け

あなたがBTRにはまったきっかけを、思い出してください。
ていうか、今から当てますね。

「おおー行けたじゃん!すごい!!」

こんな一言がきっかけじゃなかったですか?
それを初心者にやればいいんですよ。かんたんでしょ?

  • ちいさな岩
  • 平地で8の字ターン
  • フロントホッピング

本当にかんたんなことで大丈夫です。
ひとつだけ、なにか達成させましょう。
できなかったことができるのは、うれしいことです。

そして、一緒になって喜びましょう。
それだけで、あなたの後輩はBTRを好きになってくれます。

なぜ多くの人が自転車トライアルをやめてしまうのか?まとめ

  • 入り口が高すぎる
  • できることからやらせましょう
  • MTBからの流入を狙うのが近道かも
  • BTRのある日常を発信する
  • かんたんなことを達成させてほめる