トライアル自転車の軽量化はデメリットも大きい

パーツ

  • 「もっと軽くしたら飛距離伸びるかな?」
  • 「ポジションは今のでバッチリだけど、もっと軽いハンドルあるんだよな…」
  • 「あの人の自転車すごく軽い!お金貯めて同じの買おう!」

自転車が軽いのは基本的にいいことです。
すべてのテクニックを、すくない力で繰り出すことができます。
しかし極端な軽量化は、気づかないうちに自分の首を絞めます。

「軽いことによるデメリットってあるの?」

軽量化にこだわり過ぎるとデメリットばかりです。
「フロントが重いほうが安定する」とか言われますが、それはおいといて。

  • 練習する時間より、軽いパーツを調べる時間が長い
  • 自分より軽い自転車を見ると悔しくなる
  • 軽量化にお金を使いすぎて、大会やイベントに行けない

あなたは軽量化にこだわることで、苦しくなっちゃっていませんか?
自転車トライアル(BTR)をするのは、軽量化をするためではありませんよね。
自転車に乗るのが楽しいからです。

BTR自転車は、重いほうがいいこともあります

重いことによるメリットと、軽量化のメリットを紹介します。
今いちど、自転車との付き合いかたを見直してみましょう。

  1. トライアル自転車を軽量化するデメリット
  2. トライアル自転車を軽量化するメリット
  3. 結論:軽量化の優先度は低くていい
  4. カーボンパーツは耐久性のため
  5. 結局どれくらいの重さがいいの?
  6. 軽量化してもできることは変わりません
  7. トライアル自転車の軽量化は正義なのか?まとめ

トライアル自転車を軽量化するデメリット

  • 飛距離を伸ばしたい!
  • 毎日ガンガン乗りたい!
  • どんどん大会に出たい!

そんなあなたは、軽量化をしないほうが幸せです。

軽量化よりも、BTRを楽しむためにお金を使いましょう。

すべてのパーツは軽いほど弱い

基本的に、すべてのパーツは「軽いほど弱い」です。
自転車はほとんど金属でできています。
自転車に乗る以上、金属疲労は避けられないのです。

「また壊れた…しばらく乗れない…」

毎日BTR自転車に乗るあなたなら、なおさらです。
こんな思いをするくらいなら、重くても壊れない自転車のほうがよくないですか?

  • フレーム
  • フロントフォーク
  • ハンドルバー

このあたりは、極端に軽いものを選ばないほうが良いでしょう。

※例外あり後述

筋力が落ちる

「毎日練習して、飛距離を伸ばしたい!」

こう考えているあなたは、重い自転車で練習しましょう。
重いほうが、筋力がつきやすいです。(あたりまえ)

「軽量化したぶんだけ飛距離アップ!」
という考え方を否定するわけではありません。
しかし、軽量化には限界がありますし、お金もかかります。

「めいっぱい軽くしたけど、そんなに飛距離変わらなかった…」
と絶望するライダーさんも、しばしば見かけます。
これでは、なんのために部品を変えたのかわかりません。

自転車よりも、自分の身体の性能をアップしましょう。
筋力には限界がありませんし、乗れば乗るだけバランスも鍛えられます。
デメリットは疲れることだけです(笑)

「目標のステアを跳べたら軽くしてみようかな」
くらいのほうが、健全かつ楽しいです。

「なんか前より楽に跳べる気がする?気のせいかな?w」
と笑い飛ばせます。

遠征費がなくなる

基本、軽いパーツは高いです。
軽いパーツが出るたびにパーツを買っていたら、さらにお金がなくなります。

「パーツ買って金欠だから、来月の大会はあきらめよう…」

こんな経験はありませんか?
大会は、もっとも質のいい練習ができる場所のひとつです。
その機会を逃すのはもったいないです。

100g軽量化するくらいなら、200gぶん上達しましょう。
好みのハンドルポジションを探すのも、効果が高いです。

トライアル自転車を軽量化するメリット

「でもやっぱり軽い自転車が欲しい」

という方も居るでしょう。
私も、軽量化のメリットがないと考えているわけではありません。
人の自転車に乗って、ちょっとうらやましく思うこともあります(笑)

  • 「週末に乗るくらいだから、重いと疲れちゃうよ」
  • 「腕が上がるわけじゃないけど、自転車の変化がたのしい」

そんなあなたは、軽量化したほうがBTRを楽しめます。

シンプルに楽

自転車が軽いと、あらゆるテクニックが楽になります。(あたりまえ)

「体力に自信はないけど、無理なく楽しみたい」
そんなあなたは、軽量化をすることでもっとBTRが楽しくなります。

すぐにヘトヘトになってしまっては、もったいないですからね。

家計に負担をかけない程度に、軽量化を楽しみましょう(笑)
飛距離を求めないのであれば、頻繁に壊れることもないでしょう、

数%の性能アップ

楽ということは、さらに跳べるということでもあります。
体力の消費も少ないです。

わずかな差が勝敗を決する、トップライダーには数%がおおきな差です。

練習用と本番用で、自転車を使いわけているライダーさんもいますね。

結論:軽量化の優先度は低くていい

結論、軽量化の優先度は低くて大丈夫です。
軽くなったからといって、急にうまくなるわけではありませんからね。

軽量化すること自体が目的になってしまっては、本末転倒です。
それよりも、

  • 壊れないこと
  • ハンドルポジションが合っていること
  • 金銭的に無理をしないこと

心おきなくBTRを楽しめることが最優先です。

  • トライアル場にいく
  • BTR仲間と遊びにいく
  • 好みのハンドルポジションを探すために、パーツを買う

たのしく自転車に乗るために、お金を使いましょう。

カーボンパーツは耐久性のため

たとえば、
「ダニエルを楽にしたいから、カーボンフォークにしよう!」

というのは、間違いではありませんよ。
カーボンは質量に対して強度が高いので、軽く強く作ることができます。
しかし、カーボンのメリットはそれだけではありません。

カーボンの最大のメリットは、金属疲労をしないことです

樹脂成分が劣化するので、永遠に折れないわけではありません。
しかし、カーボン自体は金属疲労をしません。
(アルミはわずかな負荷でも疲労するので、かならず折れる)
頻繁に練習するパワーライダー向けと言えますね。

「耐久性があって軽いならいいじゃん!」
ごもっともですが、デメリットもあります。
ほとんど劣化しないアルミと違い、カーボンはほっといても劣化します。

乗らない間にも、寿命が縮まっていくということです。

たまにしか乗らない方は、アルミのほうが向いています。

※カーボンの劣化は諸説いろいろあります

>>>関連記事:自転車トライアルのトップライダーがカーボンフレームに乗る理由

結局どれくらいの重さがいいの?

完成車そのままでOKです。
もともと、BTR自転車は軽いです。
テクニックを覚えるのに、なんら問題はありません。

「重くてフロントアップできない!!!」

というBTR自転車は、見たことがありません。
記事のネタにしたいので、あったら教えてください(笑)

BMX用の1kgくらいあるハンドルをつけたりしなければ、大丈夫です。
(やらないと思いますが…)

軽量化してもできることは変わりません

私が乗っていたこの自転車ですが、めちゃくちゃ重いです。

  • けっこう重いフレーム
  • すっごい重いハンドルバー
  • 死ぬほど重い鉄フォーク
  • かなり重い前後ダブルウォールリム
  • そこそこ重いタイヤ

BTR専門店で、これより重い20インチBTR自転車はたぶん売っていません(笑)
おそらく10kgくらいあります。(~8kg台がふつう)

私は「181cm/62kg」という痩せ型です。
ぜんぜんマッチョではありません。
それでも1mくらいのダニパラや、ウイリージャンプができました。

ハンドルポジション>>>>>軽量化

今の自転車は8kg台になっています。
すこしだけ、疲れにくくはなりましたね。
でも今のところ、これより軽量化する予定はありません。

ハンドルポジションが合わないことのほうが問題だからです…
(身長のせいで人のポジションが参考にならない)
2kg重い前の自転車のほうが、はるかに跳べていました。

飛距離を伸ばすには、軽量化よりもハンドルポジションです。
気持ちよく身体を動かせることに、勝るものはありません。
無駄に高い身長で、ベストポジションが出ない私が保証します(笑)

トライアル自転車の軽量化は正義なのか?まとめ

  • 軽量化より壊れないことが大事
  • 軽量化にお金を使うより、BTRを楽しむためにお金を使いましょう
  • 軽量化をすることが目的になってしまっては、本末転倒です
  • 体力に自信がない人は、軽量化すると疲れにくくなります
  • カーボンパーツは軽量化よりも耐久性のため
  • 飛距離を伸ばすには、軽量化よりもハンドルポジション