【もっと跳びたい】自転車トライアル上級者が低いステムを好む理由

パーツ

  • 「自転車トライアル上級者の自転車に乗ると、ハンドルが低い」
  • 「僕の自転車も、低いステムを使ったほうがいい?」
  • 「よくわからないけどハンドルは低いほうがいいの?」

自転車トライアル(BTR)ライダーにとって、ステム選びは重要です。
重要だとわかっているだけに、ステムへの疑問は尽きませんよね。

  • 軽量化する
  • カーボンパーツを買う
  • 高いタイヤを買う

どれも効果のあるカスタムです。
しかし、ベストポジションを見つけることに勝るカスタムはありません。

  • 20インチチャンピオン・寺井一希選手
  • ハリケーンカップで一位に輝いた、土屋凌我選手
  • 弱冠15歳ながらトップライダーに一目置かれる、Ayato Kimura選手

上級者の多くは、低いステムを好みます。
BTR自転車に最初に装着されているステムは、「150mm30度」が多いです。
しかし、彼らは「150mm20度」などの低いステムを使っています。

これにはどんな意味があるのでしょう?

写真つきで、低いステムのメリット・デメリットを紹介します。

あなたのベストポジションを探すのに、役立ててください!

  1. 低いステムのメリット
  2. 低いステムのデメリット
  3. ストリートトライアルはなぜ高いステムを使う?
  4. 低いステムは何がある?
  5. 自転車トライアル上級者が低いステムを好む理由まとめ

低いステムのメリット

上級者が好むくらいですから、低いステムには大きなメリットがあります。
上級者が必要とする性能は、

より高く、より遠く跳べることです

まくれにくくなる

  • 突き出し
  • ハンガー
  • タッチアップ

上級者の走りで、よく見かける体勢です。
腰とステムがぶつかっています。
この体勢が、もっともまくれるのに耐えられる体勢だからです。

このまま上体を後ろに引いたら…
後ろにまくれてしまうのが想像できますよね。

ハンドルバーの高さ=前傾できる限界

ハンドルバーが低いほど、後ろにまくれにくくなります。

高く、遠くに跳べる

跳べる限界は、「身体の位置」で決まります。
着地点に身体があれば、自転車はついてきますからね。

>>>関連記事:自転車トライアルの練習でもっとも大事な基礎【身体をもっていく】

  • 身体がなるべく前にいける
  • 身体がなるべく上にいける

こういうポジションが、「跳べるポジション」です。

ウイリージャンプ。
ハンドルバーが低いほうが、より上体が前にいけます。

ダニパラ。
一見、ちゃんと伸び上がっています。
でも自転車がもっと立てば、さらに高く跳ぶことができます。
ポゴよりも、バニーホップのほうが高く跳べますよね。
(まくれる勢いを利用する応用テクニック)

ダニエルのキープが楽

ストリートトライアル(ストトラ)自転車でのダニエルです。
ちょっと腕が辛そうに見えます。

こちらはBTR専用車でのダニエル。
あきらかに、こちらのほうが楽そうですよね。
後ろにまくれる力と、フロントが落ちる力がつりあっているからです。

自転車が立っているほうが、ダニエルは楽

腕の力を使わずに、ダニエルキープすることができます。

低いステムのデメリット

「低いステムのほうが、高く遠くに跳べる!」
おわかりいただけたと思います。

「じゃあデメリットはないの?」

もちろんあります。
すべてのテクニックに適したステムはありません。
その証拠に、ストトラ自転車は「高いステム」ですよね。

ここからは、低いステムのデメリットを紹介します。

フロントアップがしづらい


「低いステムは身体が前にいける!」
と紹介しました。
逆に言えば、

低いステムは、身体が後ろにいけない

ということになります。
つまり、フロントアップがしづらいということになります。

BTR自転車はもともと、ハンドルが低くて遠いです。
「ペダルを漕がずにフロントを高く上げる」のは、かなり難しいですよね。
(BTRのテクニックは、ほとんど漕ぎを使います)
漕ぎ慣れていない初心者は、扱いづらいと感じます。

  • マニュアル
  • バニーホップ

漕ぎを使わないこれらのテクニックは、かなりやりづらくなります。
ストトラ自転車の場合は、デメリットが大きいです。

シンプルに体勢がつらい

人間がいちばん楽なのは、直立の姿勢です。
低いステムだと、どうしても姿勢が前傾してしまいます。つらい。
特にBTR自転車に慣れていない初心者は、バランスをとりづらいです。

高いステムのほうが楽そうですよね。
初心者のうちは低いステムを使わないほうが、バランスをとりやすいです。

  • スタンディング
  • オットピ
  • ジャックナイフ

低すぎないステムは、このあたりの習得が楽になります。

安定するのが上達への近道です。
焦って低いステムにする必要はありません。

>>>関連記事:【ハンドルポジション】トライアル自転車のハンドル前倒しは悪?

ストリートトライアルはなぜ、高いステムを使う?

バニーホップをやりやすくするためです。

高いステムは、身体を後ろにもっていけます

つまり、フロントアップがしやすいんです。
ストトラ自転車のポジションは、ほとんどBMXのようです。
ペダルを漕がなくても、軽々とフロントアップができるんです。
ちなみに、

  • ワンエイティ(180)
  • スリーシックスティ(360)

などの回転系も、バニーホップの応用です。
BTR自転車でバニーホップや回転系をするのは、かなり難しいですからね。

その代わりに、ステアケースの限界はとっても低いです。
(すぐまくれてしまう)
ステアケースの代わりに、「バニーホップで一気に跳ぶ」乗り方が必要です。

低いステムは何がある?

  • 「もっと跳びたい!」
  • 「突き出し練習中!」

そんなあなたは、低いステムを入れてみると良いでしょう。
現在販売されている、低いステムを紹介します。

COMAS

角度:20度
長さ:130~150mm

使っている人が多い、COMASのステム。
ステム上部がノーマルタイプなので、ポジションの調整がしやすいですね。
値段もお手ごろなので、最初の低いステムにおすすめです。

COMAS Forged 税抜3,520円(TartyBikes)
COMAS Forged 税込5,900円(GOLD RUSH)

CREWKERZ WAW Ultimate Stem

角度:20度
長さ:135~165mm

「フレームの耐久性がいい!」で人気のCREWKERZ。
ステムも、ほかのメーカーとは一味ちがったデザインです。
5で終わるサイズ展開も魅力的です。
「もうちょっとだけ遠く…」みたいなとき、重宝しますね。

CREWKERZ WAW Ultimate Stem 税抜7,161円(TartyBikes)
CREWKERZ WAW Ultimate Stem 税込9,800円(GOLD RUSH)

KCNC Arrow II

角度:17度
長さ:60mm~150mm

MTB用なので「折れないかな?」と思いましたが、COMASに近い重量なので大丈夫でしょう。
値段も安いですし、amazonで買える手軽さも魅力。
26インチにも使えるサイズラインナップ。
そして150mm17度という、ほかにはないサイズ。
BBの低いフレームに乗っているあなたは、これ一択です!

KCNC Allow II 税込4,890円(amazon)

自転車トライアル上級者が低いステムを好む理由まとめ

  • 後ろにまくれにくくなる
  • 高く、遠く跳べる
  • ダニエルキープが楽
  • フロントアップがしづらくなる
  • 体勢がきつい
  • 焦って低いステムにする必要はない
  • 低いステムの紹介3種類